2020年5月
5月26日<Landscape>
墨田区にある都立横網町公園の春花壇を植替えさせて頂きました。
本花壇は、毎回、都内の小中学校から集められた応募の中から選ばれたデザインを元に、草花を使って再現するものです。
横網町公園は、関東大震災及び東京空襲犠牲者を主とした震災・戦災のメモリアルパークで、本花壇は「東京空襲犠牲者を追悼し平和を祈念する碑」として位置づけられております(花壇の中には、「東京空襲犠牲者名簿」が納められています)。
この祈念碑は、一般的な建てたら終わりの建築物としてのモニュメントではなく、”生命を象徴する花壇”として、若い世代が平和を思い・描いたデザインを、人の手で植え替え、管理していくという、常に人が関わり・繋げられていく仕組みになっている素晴らしい祈念碑です。
話をしている3人の写真の真ん中の男性が、デザインをされた武蔵美術大学建築学科の土屋公雄先生です。
現在私たちは、新型コロナウィルスという、歴史の中の話だと思っていた疫病と戦っております。
関東大震災も東京大空襲の時も、人々は懸命に戦ってきて、今の私たちがいます。
人間が長い歴史の中で乗り越えてきた証を忘れずに、伝える、生きた花壇の植替えを担当させて頂き、大変光栄なお仕事をさせて頂いております。
さて、今回のデザインは、台東区の小学4年生(昨年)の『空飛ぶききゅう』というタイトルの作品です。
水色の空の花壇から今にも飛びだしそうな気球と、にこにこ雲から、平和を思う気持ちがダイレクトに伝わってきますね。
今回は、空・雲・気球の4色すべてペチュニアというお花で描かせて頂きました。
下の草原は、カレックスという長い葉の植物で草原のそよそよした雰囲気を演出しました。
東京都内は自粛を優先させた生活下ではありますが、人間も植物も元気に生きております。
次の植替えの報告も楽しみにされていてください。
過去の制作事例はこちらをご覧ください。
当社緑化サービスブランド「Futa-toki」はこちら
お問合せはこちらからお願い致します。
<営業担当>
緑化プランナー 松田知子
■gardendeco スペシャリスト
Copyright 2014 Kamon Flowergate, Inc. All Rights Reserved.
0120-4187-49