3月24日＜Landscape＞
３月10日、東京都墨田区にある都立横網町公園内の東京都慰霊堂にて、春季慰霊大法要式典が執り行われました。
76年前の1945年、特に甚大な被害に見舞われた東京大空襲のあった日です。
12月に植えた「東京空襲犠牲者を追悼し平和を祈念する碑」の花壇は、この日に最高な開花状態になるようにメンテナンスを重ねてきたかいも有り、花の状態は見事な仕上がりとなりました。
花壇デザインは、都内の小学生が描いた絵をベースにしていて、テーマは「へいわのメロディー」です。 自由に楽器を弾くこともできなかった戦時を学び、これからも好きな曲を弾けるような平和な時代を祈願した内容です。
緑色の八分音符は「パセリ」を使用、それ以外は「パンジー“よく咲くスミレ”」です。 パンジーでは白は「ミルクセーキ」、黄は「パイナップル」、オレンジは「マーマレード」、青・紫系は、「ライチ」「ブルーハワイ」「ブルーフィズ」の品種で色彩を表現しています。

この「東京空襲犠牲者を追悼し平和を祈念する碑」に今回もたくさんの方々が訪れ、当時の避難についてお話をされている高齢の方もいらっしゃいました。 平和を願うというデザインを描く彩り鮮やかな花たちが、法要当日の空気に生命力を吹き込み、厳かな中にもこの花壇から未来へのメロディが聞こえてくるようでした。

植物が人と空間（社会）の「ふた」つの「とき」を結ぶ。 花門フラワーゲートでは、花や緑の織りなす季節を感じられる『Futatoki～魅せる植栽～』を演出します。

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＜営業担当＞
緑化プランナー 松田知子
■gardendeco スペシャリスト